2022.11.15Vol.567 ツイッターにまつわるエトセトラ
最近ツイッターのことをよく考えている。そのようなことはこれまで皆無であった。何かしらの情報を発信するということはそこに意味を持たせなければならない。唯一やってきたSNSはフェイスブックであり、それは完全にプライベートなものなのでその限りではない。要は、志高塾の代表として始めることを意識しているのだ。
たった140字で、自分に有益な情報提供ができるとは思っていなかった。可能かどうかではなくその必要性を感じていなかった、というのが正確なところである。字数に関しては、500字であろうが1,000字であろうが、いくつかに分ければ良いだけなので、そう考えれば字数の縛りは実質無いに等しいのだが、それではわざわざツイッターを使う意味自体が無くなってしまう。他の人のツイッター自体をほとんど見たことが無いので、研究というと大げさだが、まずはそれをした方が良い気もするがその気が起きないので、始めるとなったらぶっつけ本番みたいな形になるのであろう。
つぶやく場合、その内容はどのようなものになるか。現在考えているのは、ネット記事のURLを貼り付けて、そのどこが気になったかについて簡単に私の意見を添えるといった形式になる。その際の情報源は専らヤフーニュースになるはずである。ちょうど私が大学入学した頃ぐらいにインターネットが普及し始め、その時に圧倒的に強かったのがヤフーである。「ググる」という言葉が使われるようになるのは、その何年か後である。当時の名残で私は今もヤフーニュースのヘビーユーザーなのだが、その良さは玉石混交であることだ。正確には、石ころだらけである。仕組みは詳しく分かっていないが、アマゾンの「おすすめ」のようにフィルターが掛かっていない、もしくは掛かっていたとしてもほとんど感じられないほどなので偏っていないのが良いのだ。それゆえに、考える余地が多いに残されている。一方、このブログで時々紹介するポッドキャストは、専門家がかなりまとまった形で情報提供をしている。つまり、磨かれた玉の状態になっているので、頭の中に入れ込む際に、どこの棚に片づけるかだけがポイントになるのだが、それはほぼ無意識的に行われる。このように書くと瞬間でそれが適切に行えるような印象を与えるが、そんな優れた能力を持ち合わせているわけではない。生徒の、特に意見作文を添削する際に、頭にある引き出しの中から情報をいくつか引っ張り出すのだが、そのプロセスを通して、「ああ、あれとこれがこういう風につながっていたんだな」ということに気付いたり、あいまいなまま(服であれば畳まれていないまま)押し込まれていたのを調べ直したりすることで、整理整頓が行われるのだ。インプットとアウトプットをバランス良く行うことが大事なのだ。
折角なので、つぶやく練習をしてみる。
https://number.bunshun.jp/articles/-/855315
プロ野球日本ハムファイターズの新球場。バックネットまでの距離が約18m以上必要、と決まっているにも関わらず15mしかないことが問題に。「たった3m」と表現する人がいるが、あくまでも割合で考えないといけない。18mに対して、約17%もずれているのだ。(137字)
https://number.bunshun.jp/articles/-/855315
18m以上というルールそのものが良くないと批判する人がいる。しかし、ルールは守らなければいけない。だからこそ、ルールをより良いものにしようという力が働くのだ。(99字)
調べてみて知ったのだが、URLはどのような長さでも22字でカウントされるとのこと。上の字数は、その22字を含めてのものである。最近の生徒とのやり取りに関するものだと次のようになる。
文系の高2の男の子に、社会を倫理政経ともう1つ何を取れば良いかを問われ、断然世界史を勧めた。俺は、覚えることが少ないという理由で地理を選択したが、大人になった今、世界史に関する軸が無いせいで本を読んでも頭に入ってきづらい。まとめて勉強するには絶好の機会である。(130字)
医学部志望の高1の女の子に、理科を化学ともう1つ何を取れば良いかを問われ、物理を勧めた。物理だと基本理系のすべての学部を受けられる。単に選択肢を広げるということではなく、数学が得意でないから物理を敬遠しているのが良くない。そもそも、数学ができないと勝負にならない。(132字)
上記2つに関してはもう少し補足が必要である。ここでは字数を無視する。社会に関しては、日本史、世界史は地理に比べて覚える量が多い。一方で、暗記すればするほど満点に近づける。実際、私は浪人生のときでも、センター試験の地理で88点しか取れなかった。そこまでは持って行けても、そこから上積みするのは知識などに裏打ちされたセンスが必要なのだ。当時の私は読書もほとんどしておらず、物を知らなさ過ぎた。また、なぜ日本史ではなく世界史かというと、日本史は小学校の頃からそれなりに勉強をして来ているので、最低限のことは頭に入っているが、世界史はそうではない。大人になってからいろいろな本を読んでも大きな流れが頭に描けていないので、仕入れた情報をうまく消化することができていない。私が高校生なら間違いなく世界史を選択する。
また、物理に関しては、数学ができないことが前提になっているのだが、その状態で彼女が目指すところには合格できない。数学が求めるレベルに達すれば、物理の計算なんて大したことがない、ということを私は伝えたかったのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d18059203187bd3243a28db26229a8de0db45af
タッキー、私の後を追うようにアカウントを開設した。「俺はもう動いてたし」となったのだが、「一夜にしてフォロワー数が150万人を突破」のニュースに触れ、「たった1人の俺が教えてやれることはもう何もないな」ということで、温かく見守ることにした。(140字)