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2022.11.01Vol.565 ツイッター始めました

 今日から開始で、まだ何もつぶやいていないので、「ツイッター始めます」が正確なところである。現在、教材作成を中心に事務的なことを任せている元講師の志賀が担当する。頻度やどのようなことを発信していくかなどを明確に決めているわけでは無いので、やりながらその方向性を私と一緒に探っていく予定である。

 昨日、昼御飯のうどんに入れる天ぷらを買って帰ったのが、それを食べながらふと、「衣で大きく見せようとするって何なんだろう」となった。そのわずかばかりの具材もおいしく味わえなくなるし、がっかりもするので、二度とその店に行こうとはならない。意図はもちろん分かるのだが、それをしようとする気持ちはまったく理解できない。
 さて本題。この文章のタイトルを「おいおいおい」にしようかと考えた。中2の長男が、2学期の中間テストで数学の代数、幾何ともに30点台を取って来たからだ。「どないなってんねん」となり、入学後から今回の試験までの数学の点数の推移を確認すると、60点前後の平均点を何回かわずかに超えただけでほとんどが5点ぐらい下である。そんな長男なので、2教科とも平均点を超えるのが一つの目標となる。これまでにも何度か「数学を勉強せずに、社会などの点数を取るのはずるだよ」ということを伝えてきた。このように書くと、社会が大事ではないと誤解されるかもしれないがそうではない。たとえば、試験3日前に数学と社会、どちらも50点取れる状態だとする。そこから10点上げるには、社会は1時間で済むが、数学の場合その3~5倍ぐらいの時間が掛かる。実際、中高一貫に通う中学生が、これまでは社会の勉強をまったくして来ず前回も16点だったのだが、今回初めて前日に勉強したら88点になったとの報告を受けた。数学を勉強して取れないのだったらしょうがない部分もあるのだが、それをせずにその時間を社会に充てることがずるなのだ。社会は、点数を取れるに越したことはないが、単に丸暗記をするのではなく、授業を聞いたり教科書を読んだりして、地理であればなぜそこでその産業が発展しているのか歴史であれば流れを知っておくことが重要である。
 一昨日の日曜日、長男と三男を伴って和歌山市加太港に太刀魚釣りに出掛けた。太刀魚は歯が鋭いので気を付けないといけないことなど釣りを通して伝えたいこともあるのだが、行き帰りの時間も貴重である。助手席に座った4年生の三男に道路標識にある「阪和道」を指さしながら、「どことどこを結ぶ道だと思う」と尋ねたところ、悲しいことに和歌山の「和」だと分かっていなかった。その他、私の車のナビは都道府県境を超えると、「和歌山県に入りました」といったアナウンスとともに有名な観光地や名産品が絵で表示される。大阪はたこ焼きで、兵庫は姫路城である。「和歌山は何だと思う?」と聞いて、三男が何と答えたかは忘れてしまったが、私の予想通り梅であった。道路沿いの看板などにも「紀」という文字が何度か出てきたので、「元々『紀州』と呼ばれていたからだよ」、「和歌山の梅を『紀州梅』というんだよ」ということなども話した。徳川御三家の1つであることや、吉宗がそこの出であること、序列が低かったのに将軍になれたことなどを知っておいて欲しいが、それはもっと先で良い。間違いなく「紀州」ですら頭に残らないのだから。名産に関する話から、新潟は冬に雪が多く降り、それは季節風が山に当たるからであり、雪解け水を利用して米作りをしていることを三男が教えてくれた。「何で勉強したの?ただ暗記するだけではなく、そういう仕組みを知っていることが大事だから、お父さんは嬉しい」と伝えた。どうやらZ会の通信添削で学んだらしい。少し前に、公立に通う中1の女の子が、世界の山脈や山地の名前が覚えられないという話をしていたので、山の高低や産業なども一緒に頭に入れて置かなければいけないよ、というアドバイスをした。そのとき私が挙げたのはイギリスの例で、ペニン山脈、ヨークシャー地方、ランカシャー地方という名前はすべて忘れていたが、偏西風が山にぶつかり、西側で雨を降らすので、乾燥した東側ではその気候に適した羊毛工業が発達しているということを説明した。東側の羊に対して、西側は牛を育てて牧畜が盛んだと思い込んでいたが、綿工業であった。繊維工業において対になっていたのだ。そう言えば、炭田は名前だけではなく、良質な炭が採掘できるかどうかということもセットにして記憶していなければならない。私が学んだころと違い地球温暖化が深刻化していて、かつ直近ではロシアのウクライナ侵攻に端を発して天然ガスのヨーロッパへの供給が絞られているので、今の子供たちの方が環境問題、エネルギー問題と絡めて炭の質の良し悪しに関して興味深く学べる気がしている。
 本当は数学のことについて書きたかったのだが、今日から始まった面談がこの先一週間は続くので、自分をいたわって今日はここらへんで。

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