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2024.10.01Vol.656 「採用」と「オンライン」ページ(仮)

 NHKでキャスターを務めた後、フジテレビのコメンテーターに転身したジャーナリストの木村太郎86歳が、辛坊治郎のラジオ番組に出演し、「日常生活におけるストレスは何ですか?」と問われ、少し考えて「毎週書いている2,000字程度のコラムかな」と答えていた。それを聞いて、「分かるわぁ」となった。ちなみに、このブログの字数は、2,000~2,500である。東京新聞で毎週掲載している『太郎の国際通信』のことを指しているのだろう。ジャーナリストなので、基本的にはその時ホットな話題に触れれば良いので題材選びにはそこまでの苦労はないのだろうが、自分なりの意見を述べる上で適切な材料を集めるのは大変そうである。翻って私の場合は、何よりもテーマ設定に頭を悩ませる。複数の候補が頭にあるときは「今週はどれにしよう」となり、選ばなかったものは翌週以降に取って置く。新たに興味があることが出てくるので大抵は陽の目を見ないのだが、ストックがあるかないかで安心感は全く違う。ある週の分をどうにか書き上げたときに空っぽの状態であれば、「来週は何も書けないんじゃないか」という不安がよぎる。話を木村太郎に戻す。確か、その日は辛坊治郎から大統領選について意見を求められ、「今、ちょうど大統領選に関する記事を書いているところなので」と立て板に水の如く語っていた。
 ありがたいことに親御様から様々な相談をしていただくのだが、九分九厘その場で瞬間的に自分なりの意見を述べる。それを後から振り返っても、「間違えたこと伝えちゃったな」となることは基本的にはない。それは私の頭の回転が速いからではなく、既に何度も何度も考えたことだからだ。毎月生徒の親御様向けに書いているものとこのブログを合わせれば、その数は優に800を超えている。また、同じことを述べるにしても同じ具体例を使うのは性格上好きではないので、できる限り別のものを探すようにしている。それもあって、少しずつ私の中の引き出しが充実して行っているのだ。上で、「『間違えたこと伝えちゃったな』となることは基本的にはない」と述べたが、それは私の発言が一般的に正しいということではなく、一日置こうが一週間置こうが、私は同じことを言ったであろう、ということを意味している。
 HPに「採用」と「オンライン」のページを追加することは数か月前から決まっていたのだが手付かずのままであった。文章を書くことに関しては、『志高く』でエネルギーをほぼ使い果たしてしまうからだ。そこで、原案をここに載せよう、となった。一石二鳥である。
まずは、採用の方から。

 志高塾では、講師を属性により「社員」、「社会人」、「学生」の3つに分類しています。「社会人講師」には、現状40代、50代の女性が中心であることもあり、企業勤めや子育てを通して学んだことなどを還元してくれることを、「学生講師」には、ついこの間まで自らが受験生であったことを含めて身近な存在として刺激を与えてくれることを期待しています。世の中では通常、「社員」と「アルバイト」、「正規」と「非正規」といったように、「社員」、「正規」とそれ以外という分け方をすることが多いのですが、私はそれが好きではありません。社員は労働時間が長い分、「社会人講師」、「学生講師」に比べて、特に授業外で果たすべき役割の種類や量が多いだけのことであって、授業内で一人一人の生徒をより良い方向へ導かないといけないことに関しては皆一様です。責任ある仕事に携われることを日常生活の刺激にしたり自らの成長に結び付けたりしたい方々を我々は求めています。代表としての私の仕事の一つは、受験の合格だけではなく作文や読書を通して我が子の将来を明るくするための人間的な成長を貪欲に求める親御様に、まずは興味を持っていただくことです。しかし、志高塾の門を叩いていただいても、期待していたような効果が得られなければ継続していただくことはできません。それゆえ、少なくとも期待通り、できれば期待以上の成果を出すことが求められます。それを実践するためには、「社員」、「社会人講師」、「学生講師」の三者が連携し、相乗効果を発揮できるような組織作りをしなければなりません。それも私が果たすべき大きな役割の1つです。

次にオンラインに関して。

 私は2024年度(2024年4月から2025年度3月)を「オンライン元年」と位置付けました。既に半年が過ぎましたが(現在2024年10月です)、まだ目立った動きはできていません。我々が初めてオンライン授業を行ったのは10年以上前に遡ります。西宮北口校に通ってくれていた小学生が中国に引っ越したことがきっかけです。数年前に、豊中校の小学生がアメリカに行き、中学生になった今も継続してくれています。そして、現在、アメリカ、シンガポール、ラオス、愛媛、岡山に一人ずつ生徒がいます。彼らは元々教室に通っていたか、そうで無い場合でも一時帰国した際などに実際の授業を受けてからオンラインに移行したかのいずれかです。今後は、最初の授業からオンラインという生徒を増やしたいと考えています。
 おそらく去年のことだったと思うのですが、先のアメリカ在住の中学生が、「フードロス」について作文していたときに、「アメリカではどうなの?」という話になりました。そのときは愛媛の小学生も一緒に授業を受けていたのですが、彼女にとってはまだ馴染みのないテーマだったため、二人の間で「アメリカと愛媛の違い」について話が膨らむことはありませんでした。
 元々小学生が多かったのが、いつの頃からか中学生、高校生が増えました。特に平日の遅い時間帯などは中高生で占められているため、誰かが取り組んでいるテーマに関して、自然発生的にディスカッションのようなものが始まることがあります。そして、私はそういう瞬間が好きです。昨年度まではリアルの授業と切り離して行っていたのですが、今年度から写真にあるように教室内にパソコンを置く方式に変えました。私の知る限り、リアルとオンラインの生徒間で学びにつながるような意見交換はまだなされていませんが、「先生、聞いてください」から始まったオンラインの生徒の話に教室にいる生徒が耳を傾けていたり、その逆に教室内での講師と生徒のしょうもないやり取りを聞いてパソコンから笑い声が漏れてきたりすることはありました。ヨーロッパ、アフリカ、南米、中東などいろいろな地域の生徒が増え、予想もしなかったような生徒間の化学反応が起こったり、ニュースなどで知ったものとは違う、現地の生きた情報に我々講師が触れることで、それを教室の生徒に還元して行ったりしたいです。
 
思い付くままに書いたので、誤脱字のチェックを含め修正をし、遅くとも10月上旬の内にHPに追加する。

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